AlonAlonとは
AlonAlon設立理念
『親が毎週遊びに来るような知的障がい者施設をつくりたい』そんな無謀ともいえる夢を持っております。私には最重度知的障がいを持つひとり息子がおります。彼の特別支援学校卒業に合わせるように、東京で経営していた会社から全て身を引き、房総半島の太東でアパートの経営をしております。残念ながら私は彼が息を引き取る時に立ち会うことはできないでしょう。彼の将来を確かめるように、沢山の知的障がい者施設を見学しました。どこの施設も大変な努力をしながら日々のお世話をしておりました。しかしながら、どこの施設も私は自分の息子を託す気持ちには最後までなれませんでした。施設の方よりこんなお話をして頂きました。『入所し始めた頃は毎週のように親類の方が面会に来ていたのに、次第に月に1回、半年に1回、年に1回、ついには何年も面会に来なくなってしまいます。なのに入所者は毎日のように、電話きた?と面会申込の有無を聞いてくるのです。』涙が出てきました。子供も親も親類も尊厳を守れる施設をつくろう。そう思いました。幸運にも、房総の海を見下ろせる高台に広大な土地を所有している地権者様のご理解を得ることができました。そして、沢山の人達の協力を得ることができ、プロジェクトは少しずつ前に進み始めております。『Alon Alon』は私の大好きなバリの言葉で『ゆっくりゆっくり』焦らずゆっくり進めてまいりたいと思います。
障がいをもった方々の自立支援を行っているNPO法人です
3つのコンセプトをテーマに活動しています
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- 安心して暮らせる住居
- 家族が毎週のように遊びに来るリゾートのような施設の建設を計画しています。東京からアクアラインを使って1時間。房総の豊かな自然の中にバリのウブドのコテージをイメージした建物です。
敷地内は湧き出している水を利用した小川を作り、心を癒すハーブの香り、花の香り、土の匂いで溢れ、海、山の眺めの中で気持ちのよい風を感じる事ができます。
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- 個々の能力を活かした自立の形
- 個々の個性や能力に合わせて胡蝶蘭の栽培の技術指導やお花の販売を行っています。また、絵画、彫刻など芸術面の活動をすることで今まで眠っていた才能を引き出すことができます。その他には、野外活動としてホースセラピーを開催しています。動物とのふれあう機会を設けることで心と体を癒し、ストレスを軽減することができます。
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- お金を使う楽しみを奪わない
- 「私が亡くなった後、この子の未来はどうなるのだろう?」障がいのある子供を持つ親ならば考えたことがあるのではないでしょうか?AlonAlonでは障がいのある子供の親が亡くなった後でも、本人が一生を豊か暮らしていく為に、信託銀行や大手法律事務所と提携した財産管理を行っています。