白い花だけが胡蝶蘭じゃない!知っておきたいカラー胡蝶蘭の魅力
カテゴリー:カラー胡蝶蘭、胡蝶蘭白が定番というイメージの強い胡蝶蘭ですが、近年ではピンク、黄、緑、青、赤、紫など、さまざまな色をした胡蝶蘭が販売されています。
今回はさまざまな色展開のあるカラー胡蝶蘭について、その製法や特徴、相場目安や購入できる色の選択肢のことまで、徹底解説!
白い胡蝶蘭を贈ることに飽きた方、贈答用の胡蝶蘭で個性を出したいと考えている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
カラー胡蝶蘭ってどんな花?
カラー胡蝶蘭とは、白以外の花をつける胡蝶蘭の総称です。
ここではまず、カラー胡蝶蘭の製法や特徴、独特の楽しみ方を理解していきましょう。
カラー胡蝶蘭の製法と特徴
カラー胡蝶蘭は、近年になってから誕生した比較的新しい胡蝶蘭です。
製法には「品種改良」と「染色」の2パターンがあり、それぞれ色の出方や展開に以下のような特徴が出ます。
品種改良で誕生したカラー胡蝶蘭 | 花びら全体に、濃淡なく鮮やかな色が広がっているのが特徴。ピンクや黄色に多い。 まだら模様になっていたり、リップ部分だけがまったく違う色のものもある。 |
染色技術によるカラー胡蝶蘭 | 特殊な技術で染色液を吸い上げさせて花を染めているので、花びらにある葉脈に沿って色が出ているのが特徴。 青や紫に多い。株によっては染ムラが起こることも。 |
カラー胡蝶蘭ならではの楽しみ方
《その1》贈る相手のイメージにあわせて、色を選択できる!
白い胡蝶蘭を贈る場合、贈り主に与えられた選択肢の幅は本数・グレード・予算の3点ですが、カラー胡蝶蘭なら色の選択肢も得ることができます。相手の好きな色や、贈り主の思う相手のイメージにあわせた胡蝶蘭選びが可能になるため、贈る方・贈られる方双方にとって楽しみの大きなギフトになります。
《その2》さまざまな色を組み合わせて贈れることも!
通常、贈答用の胡蝶蘭は1つの株(根)に対して1本、茎をのばして花を咲かせた状態のものを寄せ植えにすることで、3本立・5本立の鉢植えを作っています。このため、カラー胡蝶蘭なら複数の株をうまく組み合わせて1つの鉢植えにすることで、3色や5色の贈答用鉢植えを作ることも可能になのです。
まだまだ、カラー胡蝶蘭の多色寄せ植えに対応している業者・サイトは少ないですが、単色だけでなく複数色で購入する方法もあるということは、覚えておいてくださいね。
品種とあわせて解説!代表的なカラー胡蝶蘭6色
ここからは、贈答用として販売されているカラー胡蝶蘭の色展開について、ピンク、赤、黄、紫、緑、青の6色それぞれの代表的な品種名とともにご紹介していきます。ピンク色のカラー胡蝶蘭
品種改良によって誕生したカラー胡蝶蘭で、濃く鮮やかな発色が特徴。
他のカラー胡蝶蘭よりも手に入りやすく、女性人気が高い。
ピンクのカラー胡蝶蘭、代表的な品種名
胡蝶蘭ピンク、ウェディングプロムナード、ピンクエレガンス、エトワール、スイートハート、ファイヤーボール、シャイニーフローラ、ハーマイオニー などピンクの胡蝶蘭を贈るおすすめシーンは?
ピンクの胡蝶蘭の花言葉は「あなたを愛します」です。恋愛のイメージがありますが、家族への愛情を表す意味もあるため、ピンクの胡蝶蘭は女性への「結婚記念日」や「母の日」「長寿祝い」の贈り物に向いています。
赤系のカラー胡蝶蘭
品種改良で誕生した胡蝶蘭で、真っ赤と言うよりは赤紫や赤茶に近い色が特徴。
還暦や入学祝など、個人向けのお祝い花として人気がある。
赤系のカラー胡蝶蘭、代表的な品種名
レッドダイヤモンド、ルミナスレッド、タイダサル― など赤系の胡蝶蘭を贈るおすすめシーンは?
「白赤」は紅白で縁起のいいイメージがあり、開店祝いや就任祝い・長寿祝いに贈ると喜ばれるでしょう。胡蝶蘭のなかでも「赤リップ」と呼ばれる品種は白い花びらの中心にリップ(唇)と呼ばれる弁があり、開業祝いや開院祝い・陣中見舞いに贈るのがオススメです。
「赤紫」は華やかさとインパクトがあり、オフィスの移転祝いや母の日、紫の贈り物が定番の古希や喜寿のお祝いに贈るといいでしょう。
黄色系のカラー胡蝶蘭
品種改良によって誕生した胡蝶蘭で、黄色と黄色ベースのオレンジ、ベージュなどの色味がある。単色もあれば、黄色の花びらに赤っぽい模様がはいっているものも見られる。
黄色系のカラー胡蝶蘭、代表的な品種名
レモネード、ゴールドリリス、ゴールドスタッフ、スイートガール、サンライズスター、酸プリンス、キュートオレンジ、チャーミングメロディー、ピュアムーン など黄色系の胡蝶蘭を贈るおすすめシーンは?
黄色には「発展」「転機」「幸福」といった意味合いがあります。「発展」は商売関係、「転機」は就任祝いや退職祝い、「幸福」は親族のお祝い事に贈るのがおすすめです。
紫色のカラー胡蝶蘭
品種改良によって誕生した花びら全体に濃色の色味があるものと、染色技術によって誕生したも薄紫色のものが代表的。品種改良されたものの方が、色の濃淡の選択肢は豊富。
紫色系のカラー胡蝶蘭、代表的な品種名
ジャモカコーヒー、ストロベリージェム、バイオレットフィズ、みやび、ゆかり、パープルエレガンス など紫色の胡蝶蘭を贈るおすすめシーンは?
紫色は「高貴」や「上品」というイメージがあり、昔から貴い色とされてきました。紫色は定番の長寿祝いや敬老の日、高齢者の方への贈り物に最適です。
色で高級感や上品さを出したい時に贈るのがいいでしょう。
緑色のカラー胡蝶蘭
主に染色技術によって誕生したカラー胡蝶蘭で、品種改良によって誕生したものは非常に少なく、希少価値が高い。光触媒(造花)によく見られるカラー。
緑色のカラー胡蝶蘭、代表的な品種名
グリーンアース、ライムグリーン、グリーンエレガンス など緑色の胡蝶蘭を贈るおすすめシーンは?
緑色の胡蝶蘭は、引っ越し祝いや開業祝い・ビジネスでのお祝い事・結婚式・法事に最適です。印象に残る緑色は「新しい」「安全」という意味をもつことから、引っ越し祝いに最適で、また企業や団体のイメージカラーになっていることも多いため、喜ばれるでしょう。
法事には白の花が基本ですが、四十九日を過ぎた法事であれば好きな花を贈っても失礼になりません。
緑の胡蝶蘭は派手すぎない色のため、法事で浮くことがないでしょう。
青色のカラー胡蝶蘭
緑色と同じく、主に染色技術で生産されている薄青色のカラー胡蝶蘭。品種改良によって誕生したものもあるが非常に希少価値が高く、一般的な流通はしていない。
青色のカラー胡蝶蘭、代表的な品種名
ブルーエレガンス、青いコチョウラン青色の胡蝶蘭を贈るおすすめシーンは?
青色の胡蝶蘭は珍しい品種のため、入手が困難です。キレイに青色を出すのが難しいため、他の胡蝶蘭に比べると値段が高くなります。
青色は「落ち着き」「知性」を感じさせるため、父の日や退職祝い(男性)・就任祝い(男性)のお祝い事に贈るのがよいでしょう。
個性的な色の花を贈りたい場合は、青色の胡蝶蘭を女性に贈るのもいいでしょう。
カラー胡蝶蘭の、相場目安はいくらくらい?
贈り先・贈り主双方にとって、ギフトとしての楽しみが増えるカラー胡蝶蘭。最後に、贈り物としてカラー胡蝶蘭の鉢植えを選ぶ場合の価格の目安について、前項でご紹介した色別にご紹介します。胡蝶蘭の予算を決めるうえでの、参考にしてくださいね。
3本立でおよそ 20,000~30,000円 |
赤、ピンク、紫 |
3本立でおよそ 35,000~40,000円 |
青、緑、黄、紫 |
いかがでしたか?
カラー胡蝶蘭は、贈ることの楽しみを増やしてくれる新しい胡蝶蘭です。
この記事を参考に、あなたと贈り先にあったカラー胡蝶蘭を探してみてくださいね。
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