お悔やみの花に胡蝶蘭が選ばれる理由と贈るときに気をつけるポイント
カテゴリー:お悔み、胡蝶蘭訃報に接したとき、どんなかたちでお悔みの気持ちを示すべきか迷ってしまいますよね。
そんなときは、お祝いだけでなくお悔みの気持ちを贈り先へ届けるのにも適した胡蝶蘭を、供花として贈るのがおすすめです。
今回は胡蝶蘭通販サイトを営む「アロンアロン」が、葬儀などお悔みの場面に適した胡蝶蘭の種類や選び方、贈り方のマナーを解説。
また、胡蝶蘭の手配が葬儀に間に合わなかった場合、葬儀が済んでから訃報を知った場合の供花の贈り方についても紹介します。最後までしっかり目をとおしてください。
目次
お悔やみの花に胡蝶蘭が選ばれる2つの理由
お祝いだけでなく、通夜や葬儀、法要などお悔みの場面の贈り物にも胡蝶蘭が利用されている理由としては、以下2点が挙げられます。
葬儀の場に合う白色の上品な花色だから
故人や喪家が信仰する宗教・宗派に限らず、通夜や葬儀では白を中心に、色の薄い花が祭壇の飾りや供花として使われます。
これは、各宗教・宗派において「色の濃い花はお悔みの場、死者を弔う場にはそぐわない」という認識があるためです。
白く、輝くような肉厚な花びらをもつ上品な姿の胡蝶蘭は、各宗派のタブーを犯すことなく葬儀会場を華やかに彩ってくれます。
手入れが簡単で遺族の方の手間にならないから
胡蝶蘭は鉢植えなら1か月以上、アレンジメントやブーケに使われる切り花でも7~10日ほど美しい花姿のまま咲き続けます。
また、以下の方法で適切に管理すれば簡単なお世話だけで生きることができます。
・鉢植えの場合…通気性が良く暖かい窓際に置き、7~10日に1回根元に水やり
・切り花の場合…通気性が良く暖かい窓際に置き、花瓶の水を毎日変えてあげる
これなら遺族の手を煩わせることなく、通夜・葬儀の2日間はもちろん、法要が終わるまでの一定期間、花を楽しんでもらえますね。
辛い状況の遺族に配慮しながら、葬儀会場を華やかにして故人への感謝と遺族への弔意を示す。
この両方を一緒に叶えられるからこそ、お悔みの花としても胡蝶蘭が選ばれているのです。
もう迷わない!葬儀に選ぶべき2つの胡蝶蘭
お悔みのうち、通夜・葬儀式の会場へ贈るのにふさわしい胡蝶蘭の条件は以下2点です。
《1》かけるべき予算の目安である、15,000~35,000円の範囲内である
《2》どんな宗教・宗派の葬儀会場でも悪目立ちしない、白い胡蝶蘭
以下からはこの条件を満たす、葬儀会場へお悔みとして贈るのにおすすめの胡蝶蘭とその魅力をそれぞれご紹介します。
5本立ち 大輪の胡蝶蘭
ひとつの鉢植えに5本の胡蝶蘭が寄せ植えになった胡蝶蘭です。
価格の目安は1つあたり30,000~50,000円で、それぞれの茎に8~10の大きな花がついているため、非常に存在感があります。
お悔みの花として贈り、葬儀会場に設置してもらえば、一気に棺の周辺や葬儀会場全体を華やかにしてくれるでしょう。
3本立ち 大輪 39輪以上の胡蝶蘭
続いておすすめするのは、1つの鉢に3本の胡蝶蘭が寄せ植えになった鉢植えです。
価格の目安は11つあたり5,000~25,000円。5本立ちに比べ安価ながら、同じくそれぞれの茎に8~10もの花がついているため華やかさで引けをとりません。
予算の関係で5本立ちを贈るのが難しい場合には、この3本立ちを選ぶと良いでしょう。
葬儀で胡蝶蘭を贈る際に気をつける3つのポイント
せっかくお悔みの気持ちを込めて胡蝶蘭を贈っても、場の雰囲気と用途にそぐわない贈り方をしては、かえって相手の悲しみや増幅させ困らせることになってしまいます。
こちらの気持ちを的確に伝え、故人や喪家に喜ばれる供花にするためにも、お悔み用の胡蝶蘭は供花としてのマナーを守って用意しなければなりません。
以下からは、葬儀会場に胡蝶蘭を贈る際に注意すべきマナーを学んでいきましょう。
派手なラッピングにしない
お悔みの気持ちを伝える胡蝶蘭に、赤など濃い色、明るい色のラッピングは禁物です。
葬儀会場に胡蝶蘭を贈るときは、購入する花屋やネットショップに用途を伝えたうえで、以下の要件を満たしたラピングを施してもらいましょう。
【お悔み用の胡蝶蘭にふさわしいラッピングの条件】
・包装紙は白や黒、薄いグレーや紫、ブルーなど落ち着いた色味にする
・リボンの結び目も控えめが望ましいので、ひとつ結びや一重にしてもらう
立札は必ず付ける
葬儀会場に贈る胡蝶蘭には、贈り主の情報を書いた立て札を添えるのがマナーです。
故人とどんな関係にあった人が、どんな花を贈ってくれたのかが遺族・参列者に一目見てわかるよう、贈り主の名前や所属企業、役職名などを書いた立て札を添えましょう。
なお、一般的なお悔み用の立て札は白地に黒、またはグレーでリボン柄や縁取りが描かれたものです。
胡蝶蘭を購入したショップに用途とともに依頼すれば、作成してくれますよ。
【キリスト教式の葬儀会場への供花に、立て札は不要!】
一部宗派のキリスト教では、葬儀会場で棺の周辺に設置する花に名札をつけないのがマナーとなっています。
贈り先の葬儀がキリスト教式、または馴染みのない宗派のしきたりで行われる場合は、胡蝶蘭に立て札を添えて贈るべきか葬儀を取り仕切る業者・施設に確認しましょう。
お通夜の前に会場に届くようにする
お悔みの胡蝶蘭は、通夜式が始まるまでに会場に届けます。
ただし、早すぎても「故人の死を待っていたようだ」として心証が悪くなるので、通夜式が始まる2時間を目安に届くよう手配してください。
もし通夜式に間に合わなければ、葬儀式(告別式)当日の朝一番に会場に着くよう手配すれば問題ありません。
このタイミングで胡蝶蘭を届ければ、葬儀会場に飾ってもらうことも、出棺の際に故人の棺に胡蝶蘭を手向けてもらうこともできるでしょう。
葬儀後に贈るお悔やみの花の種類と贈り方
訃報を後から知った、諸事情で葬儀式に胡蝶蘭の手配が間に合わなかったという場合にも、花を贈ることでお悔みの気持ちを伝えられます。
一般的に贈られるお悔やみの花の種類
お悔みに適しているのは、トゲや毒がなく白や黄色、薄い紫やブルー、グリーン、ピンク色をした花々です。
具体的には白い胡蝶蘭の他、薄い色味の菊やカーネーション、ラナンキュラスなどを使った小ぶりなアレンジメントが好まれます。
お悔やみの花を贈る2つの方法と注意点
弔問して渡す
49日法要が済むまでは、訃報を知った弔問客の訪問に備える遺族も多いとされます。お悔みの花を遺族に直接手渡したければ、あらかじめ先方に都合の良い日時を確認したうえで、葬儀が終わってから3~49日までの間に花を持参して弔問に伺いましょう。
郵送で送る
弔問に伺うことが難しければ、事前に遺族に連絡したうえでお悔みの花を配送します。このとき、諸手続きのため外出することの多い遺族のため、あらかじめ受け取り可能な日時を確認し、日時指定で配送手続きをしておくと良いでしょう。
まとめ
世話で遺族の手を煩わせることなく悲しみを癒し、葬儀会場を華やかに彩ってくれる胡蝶蘭は、お悔みの花としても非常に喜ばれます。
ラッピングや立て札の手配、また届けるタイミングのマナーさえ守れば、故人と遺族にあなたのお悔みの気持ちを伝える贈り物となってくれるでしょう。
訃報を受けたら、本記事を参考にマナーを守ってお悔みの胡蝶蘭を手配してくださいね。
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