基本から注意点、長持ちのコツまで!プロが教える胡蝶蘭の管理方法
カテゴリー:管理方法、育て方、胡蝶蘭
胡蝶蘭をいただくのはうれしいけれど、管理方法がわからず困った経験はありませんか?
今回は、贈答用の胡蝶蘭の販売サイトを運営している私たち「アロンアロン」が、基本から注意点、長持ちさせるためのコツまで、胡蝶蘭の管理方法を解説します。
初心者にもわかりやすく、必要な情報をまとめていますので、ぜひ最後まで目を通して胡蝶蘭の適切な管理方法を学んでくださいね。
目次
初心者必見!胡蝶蘭の基本の管理方法5つ
まずは、基本的な胡蝶蘭の管理方法・育て方から学んでいきましょう。《その1》風通しの良い、カーテン付きの窓辺に設置する

もともと胡蝶蘭は、熱帯雨林で気に木や岩盤に根を張って自生する「着生植物」で、暖かい気候と高めの湿度、適度な風通しと日光を好みます。
このため、自宅で胡蝶蘭の鉢を設置するなら「風通しの良さ」と「木漏れ日のような柔らかい日差し」の両方が確保できる、カーテン付きの窓辺がベストです。
《その2》気温は20度前後、湿度は60~80%を意識

胡蝶蘭は熱帯原産の植物なので、寒いところ、乾燥した空気は苦手です。
原産地に近い環境になるほど元気に育ってくれるので、気温は20度前後、湿度は60~80%の高めになるように管理してあげると良いでしょう。
気温が下がると枯れちゃう!冬場は温度管理に注意
熱帯原産植物の胡蝶蘭にとって、日本の冬は気温が低すぎて辛い時期です。気温が15度を下回ると病気になる可能性もあるので、室内に設置して毛布や段ボールで囲って保温、霧吹きで保湿するなどの配慮をしてあげてくださいね。
《その3》胡蝶蘭の季節ごとの管理方法

マレーシアやフィリピンなどの亜熱帯が原産の胡蝶蘭を育てる際は、生育環境をなるべく原産地の気候に近づけることがポイントです。
具体的にはどのように管理すればいいのか、夏と冬の2パターンからみていきましょう。
胡蝶蘭を冬に置くならどこがいい?
冬場は胡蝶蘭の鉢周りの気温を最低でも15℃以上に保ち、湿度を50~70%程度に保つことがポイントです。冬場は日照時間が短くなるため、なるべく日が昇っている時間帯は明るい場所に置きましょう。
加えて冬場は、水温や水やりの時間にも注意が必要です。
冬の間は胡蝶蘭の株が休眠状態となり吸水量が大きく減るため、水やりは月1~2回程度に抑え、日が出ている時間帯に水やりをします。
寒くなる夜間に水分が残っていると根が冷えて弱ってしまう恐れがあるため、常温かぬるま湯で水やりするのがポイントです。
そして冬場は胡蝶蘭を室内に置き、必要であれば置き場所を窓際から離し温度を調整しましょう。
夏の管理方法で気を付けるべきことは?
夏場は胡蝶蘭が過ごしやすい気温よりも高くなりやすいため、クーラーなどで室温を調節しながら日当たりのいい窓際に置くと良いでしょう。しかしクーラーの乾燥した風が直接胡蝶蘭に当たると胡蝶蘭が傷んでしまうため、クーラーを使う際は風が直接当たらない場所に置くのがポイントです。
夏の日光は非常に強いため、葉焼けをおこさないよう、直射日光が当たらない場所に胡蝶蘭を置きましょう。
直射日光は避けつつも光合成のために日光に当たる必要はあるため、レースのカーテン越しの窓際に置くのが定番です。
《その4》水やりの回数は控えめに、鉢の表面が乾いてからでOK

胡蝶蘭への水やりは、鉢の状態によって7~10日に1回を目安に、500mlくらいまで(コップ1~2杯分)の水を、ゆっくりと根元に与えるのが基本になります。
タイミングは、鉢の表面の水コケやバークが乾いて水気がなくなったときがベストです。
胡蝶蘭の水やりの頻度や量の季節ごとの違いは、以下を参考にしてくださいね。
季節ごとの胡蝶蘭への水やりの頻度・量の違い
春 | 7~10日に1回を目安に、500mlくらいの水を与える |
梅雨 | 7~10日に1回を目安に、500mlくらいの水を与える ※ただし、水やりを注視してミネラル豊富な自然の雨を与えるのも良い |
夏 | 2~3日に1回を目安に、500mlくらいの水を与える |
秋 | 7~10日に1回を目安に、500mlくらいの水を与える |
冬 | 1か月に1回くらい、ぬるま湯に温めてから200 mlくらいの水を与える |
《その5》胡蝶蘭の室内での管理方法

胡蝶蘭は原産地と同じく高温多湿の環境を好み、1年を通して日当たりと風通しの良い場所が適しています。
夏場と冬場で頻度は変わりますが、1年を通して水やりは必要のため、胡蝶蘭の様子を見ながら定期的な水やりを欠かさないようにしましょう。
気温の下がる冬場や夜間は温度の下がる窓際を避け、ダンボールで鉢を含めて胡蝶蘭全体を覆って防寒対策をすることもポイントです。
長持ちさせるには?胡蝶蘭管理の注意点

基本的な管理方法の次は、管理するうえで知っておきたい注意点もご紹介していきます。
直射日光には当てちゃダメ!
直射日光に当たると葉が傷んで「葉焼け」という病気の状態になり、枯れる原因になります。
特に夏場の直射日光は大敵ですので、基本は日陰や布越しの日光を当ててください。
エアコンからの乾燥した直風は大敵!
胡蝶蘭は、乾燥した空気が大の苦手です。
管理するときはエアコンの乾燥した風が直接当たらない場所に置いて、季節によって空気が乾燥しているようなら、葉に霧吹きで加湿してあげてください。
水のやりすぎ注意!気温によっても調整を!
胡蝶蘭の根は湿気に弱いため、水をやりすぎて鉢の中が蒸れた状態が続くと「根腐れ」という病気になり、胡蝶蘭が枯れてしまいます。
水やりは「控えめ」を徹底し、くれぐれも与えすぎには注意指定くださいね。
胡蝶蘭をもっと長持ちさせる育て方

大事な記念にもらった胡蝶蘭を長持ちさせるにはどうすればいいのでしょうか。
また花を咲かせるにはどうしたらいいのか、胡蝶蘭が苦手な冬はどのように育てるかに注目して、胡蝶蘭を長持ちさせる方法をみていきましょう。
肥料をあげるなら初夏~夏にかけての成長期に!
胡蝶蘭は生命力の強い植物なので、基本的には肥料を必要としませんが、与えるなら株の成長期にあたる5~9月までの4か月間を狙うと良いでしょう。
胡蝶蘭用の液肥を選び、3,000~5,000倍に薄めたものを水の代わりに2週間に1回程度あげてくださいね。
植え替えをするなら春を選んで!
葉や根が変色している、根元から変なにおいがする、なんだか元気がないなどの様子が見られたら、現在の環境が合わなくて病気になりかかっているのかもしれません。
その場合は、根をきれいにして土と鉢を変える「植え替え」をする必要があります。
以下に詳細に手順を紹介していますので、参考にしながら実践してくださいね。
胡蝶蘭の花が終わった後はどうする?
胡蝶蘭の花が終わったらしおれた花を摘みとり、花茎切りという剪定をして植え替えてあげましょう。
花茎切りの位置は根本から数えて3~4節目でカットするのが一般的ですが、株に体力を蓄えさせてより長く胡蝶蘭を育てたいなら、茎は根元近くでカットすると良いです。
胡蝶蘭は花が終わったからといって枯れるわけではなく50年以上生きる花なので、処分せずに育ててみましょう。
胡蝶蘭の葉っぱに水はかけてもいい?
胡蝶蘭の葉に水をかけることは問題ありませんが、かけすぎると病気につながる可能性があるため、かける量には注意が必要です。
霧吹きで表面が湿る程度が丁度よく、水が葉先から滴り落ちるようなら葉の表面を軽く拭いてあげましょう。
胡蝶蘭の冬の育て方
亜熱帯原産の胡蝶蘭は冬は苦手なので、乾燥と寒さへの対策が必要になります。
寒さ対策として最も簡単な方法は、胡蝶蘭を暖かい場所に置く方法です。
人がいるリビングや、火を使うキッチンなどは温度が保ちやすいでしょう。
昼間は気温が保てても、夜間などに暖房を消す場合は寒さ対策が必要です。
胡蝶蘭を保温方法として簡易温室に入れるやり方があります。
簡易温室以外では、発泡スチロールやダンボールで囲う方法も有効です。
胡蝶蘭は、環境さえ整えてやれば長持ちする生命力の強い植物です。
この記事を参考にしながら、元気で長持ちするように管理してあげてくださいね。
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