夏には夏の育て方!胡蝶蘭を長持ちさせるために知っておくべきこと
カテゴリー:夏、育て方、胡蝶蘭、長持ち胡蝶蘭を長持ちさせたくて育てているけど、暑くなって元気がなくなってきたという場合は、育て方が季節にあっていないのかもしれません。
今回は、胡蝶蘭を長持ちさせるために知っておきたい夏の育て方について、水やりと置き場所のポイントや、夏以降のためにできる3つのことをご紹介!
あわせて、夏の間に胡蝶蘭を育てるにあたっての注意点もご案内しているので、最後までしっかりとチェックしてくださいね。
目次
長持ちの秘訣!夏の間の胡蝶蘭の育て方
さっそく、日本の暑い夏の間にも胡蝶蘭を枯らすことなく、長持ちさせるための育て方のコツを確認していきましょう。
水やりは、2~3日に1回たっぷりと!
本来、他の木に寄生して成長する着生植物である胡蝶蘭は、少ない水でも生きていられます。
このため、基本的には7~10日に1回200mlくらいの水やりでOKなのですが、気温が高い夏の間には2~3日に1回500ml程度の水やりが必要です。
置き場所はどこがよい?
夏に胡蝶蘭を育てるなら、置き場は室内でも室外でも育てることが可能です。
直射日光が当たる所は避け、風通しのいい所に置き、高温の所に長時間放置しないことに気をつければ、室内でも室外でも育てることができます。
胡蝶蘭は東南アジア原産の植物で、寒さに弱く暑さに強いのが特徴です。
夏夏の間に胡蝶蘭を育てる際、以下の3つが重要となります。
温度
胡蝶蘭を育てる適温は18℃から25℃前後、高くても30℃程度までといわれています。野生の胡蝶蘭は、20℃ぐらいの気温・60%から80%ほどの湿度のジャングルの中で、高い木が作る木漏れ日を浴びて自生します。
生育のコツは、いかに胡蝶蘭が元々いたジャングルの環境に近づけることができるかです。
温度が高くならないようにこまめに窓を開け、空気の入れ換えを行い、適温である18℃から25℃前後をできるだけ保つようにしましょう。
日差し
直射日光を長時間浴びると葉焼けをおこしてしまうため、日差しの強い夏の時期は50%から70%程度の、遮光した環境で育てます。室内に置く場合、直射日光を避け、カーテン越しに柔らかい日差しを当てましょう。
特に夏は強い日差しが当たる窓際を避け、日差しが穏やかで涼しい所に移動させます。
室外に置く場合、室内と育て方はほとんど一緒ですが、気温が高くなる日や風が強い日は室内に入れましょう。
日差しが強い日は、朝から夕方まで直射日光が当たらないように遮光ネット張り工夫が必要です。
極端に高温になると、胡蝶蘭にとっては暑すぎるため株が弱り、枯れる原因になってしまいます。
湿度
胡蝶蘭はもともと霧が発生する環境で生育していることから、ある程度湿度がある環境を好みつつも根は蒸れに弱い点が特徴です。そのため、風通しのいい所に置き、蒸れを防ぐのがポイントになります。
室外で育てる場合、そこまで気にする必要はありません。
室内で育てる場合、エアコンや扇風機を使い湿度管理をします。
胡蝶蘭に直接エアコンの風が当たらないように注意し、霧吹きで適度に加湿をするとよいでしょう。
人間にとって心地よいエアコンの風でも胡蝶蘭にとっては、急な温度変化や乾燥で株にストレスを与えるからです。
扇風機でエアコンの風を循環させる方法で風を送るといいでしょう。
長持ちのために、夏の間にできる3つのこと
夏も胡蝶蘭を長持ちさせるための基本的な育て方は、理解できましたか?
ここからは、より長く胡蝶蘭を長持ちさせるために、胡蝶蘭の成長期にあたる夏の間に行うべき3つのことをご紹介していきます。
《その1》肥料を与える
少ない栄養と水でも生きられる仕組みになっているため、基本的には肥料を必要としない胡蝶蘭ですが、もし与えるなら梅雨~夏の時期がベストです。
株の成長促進や、花付きをよくする目的で肥料を与えたいなら、2週間に1度くらいのペースで3,000~5,000倍に薄めた液肥を与えましょう。
《その2》花茎のカット
花を咲かせている状態は、胡蝶蘭の心臓部である株にとって相当な負担となります。
胡蝶蘭をより長持ちさせて来年も花を楽しみたいなら、花茎を下から3~4節目でカットして、株を休ませてあげてくださいね。
《その3》植え替え
胡蝶蘭の成長期である夏は、鉢と植え込み材を変える植え替えにも適した時期です。
植え込み材が汚れている、根元から変なにおいがする、害虫がついているという場合は、夏の間に植え替えをしてしまうのも良いでしょう。
胡蝶蘭を長持ちさせるための、夏のお手入れの注意点
最後に、胡蝶蘭を長持ちさせたいなら必見の、夏のお手入れの注意点をご紹介します。
胡蝶蘭を育てる上でのヒントになりますので、しっかり確認してくださいね。
水のやりすぎは絶対ダメ!水やりは1日以上間隔を空けて
通常、胡蝶蘭の水やりは「植え込み材が乾いたら」前回の水やりからの日数にかかわらず水を与えてよいとされていますが、高温多湿な日本の夏は例外です。
夏の間は、水やりの翌日には植え込み材が乾いていることもありますが、ほとんどの場合は鉢の中はまだ湿っている状態です。
鉢の中が湿った状態で再び水をやると根腐れの原因となるので、たとえ植え込み材が乾いていても、水やりの間隔は必ず1日以上空けるようにしてください。
乾燥と高温、直射日光は病気のもとに!
野生の胡蝶蘭は、気温20度前後・湿度60~80%のジャングルのなかで、高い木が作る木漏れ日を浴びて自生しています。
このため、直射日光のあたる屋外や、エアコンがなく気温・湿度が極端に高くなるような屋内は胡蝶蘭には暑すぎて、株が弱る原因となってしまうのです。
直射日光と30度以上の環境での長時間の放置は、絶対にNGと覚えておいてくださいね。
いかがでしたか?
胡蝶蘭は、きちんと育て方を工夫すれば何年も長く育てられる植物です。
長持ちさせられるかはあなたの育て方にかかっていますから、この記事を参考に、あなたの胡蝶蘭が夏を超えられるようにお手入れしてあげてくださいね。
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