基本から季節別まで！プロによる《胡蝶蘭の正しい水やり方法》講座

2017.2.21

カテゴリー：水やり、胡蝶蘭

胡蝶蘭の正しい水やり方法をご存知ですか？

土で育たない「着生植物」である胡蝶蘭は、水やりの方法が他の植物と異なります。

今回は、お祝いの胡蝶蘭を扱う私たち「アロンアロン」が、季節ごとの違いも含めて、胡蝶蘭の水やり方法を詳しく解説します！

最後まで読み、適切な水やり方法を理解してくださいね。

まずは、基本の胡蝶蘭の水やり方法を確認しましょう。

胡蝶蘭の水やり方法は、他の植物とは大きく異なります。

以下に、胡蝶蘭の基本的な水の【与え方】【量】【頻度】をまとめましたので確認してください。

胡蝶蘭の水やりに最適なタイミングは、植え込み材に触れることで確認できます。

植え込み材に触れて、「乾いている」と感じてから3日目が、水やりのベストタイミングと覚えておきましょう。

基本的には、胡蝶蘭の水やりに霧吹きは使用しません。

しかし、胡蝶蘭は60～80％の高湿度を好むので、空気が乾燥しているときには加湿目的で葉に霧吹きをすることもあります。

前項では、胡蝶蘭の基本的な水やり方法をご紹介しましたが、ここからは季節による胡蝶蘭の水やり方法の違いを見ていきましょう。

以下に、【春】【梅雨】【夏】【秋】【冬】の5つの季節別に、胡蝶蘭の水やり方法を解説します。

春と秋は、前項で説明した基本の方法に沿って水やりを行ってください。

与え方	植え込みの表面（根元）にゆっくりと与える
量	500ml程度
頻度	植え込み材の乾き具合を見ながら、1週間～10日に1度程度
注意事項	・空気が乾燥していたら、霧吹きで加湿してください・根が蒸れないよう、受け皿にたまった水はその都度捨ててください

自然の雨はミネラルを多く含み、胡蝶蘭にとって良い栄養となります。

この時期は根腐れの原因となる「蒸れ」に注意しつつ、積極的に自然の雨に当てましょう。

雨に当てた後は通気性の良い場所に置いて、根を乾燥させるようにしてください。

夏は、栽培場所によって最適な水やり方法が異なります。

与え方	植え込みの表面（根元）にゆっくりと与える
量	500ml程度
頻度	【室内の場合】2～3日に1回【屋外の場合】1日に1回
注意事項	・室内の通気性確保のため、こまめに喚起してください・屋外には遮光ネットを設置して直射日光を防ぎ、周辺に打ち水をしてください

冬は胡蝶蘭の休眠期にあたり、ほとんど水を必要としません。

熱帯地方原産の胡蝶蘭は寒さに弱く、この時期は量・頻度だけでなく、水温にも注意が必要です。

与え方	約30℃くらいに温めたぬるま湯を、植え込みの表面（根元）にゆっくりと与える
量	200ml程度
頻度	1か月に1回
注意事項	・できるだけ気温の高い日の午前中に、少しずつ与えてください・常温の水は冷たすぎるので、人肌程度に温めてから与えてください

いかがでしたか？

季節に合わせて、最適な方法で水やりをしてあげてくださいね。

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