見るだけじゃもったいない!胡蝶蘭の魅力を作品として描いてみよう
カテゴリー:描いてみよう、絵、胡蝶蘭お祝いの贈り物として、鉢植えでいただくことの多い胡蝶蘭。枯れにくく、1か月近く花が咲き続けるため、さまざまな楽しみ方ができますよね。
胡蝶蘭の花をじっくり観察し、絵に描いていくのもそのひとつ。
みずみずしく肉厚で、光に当たるとキラキラ輝くように見える胡蝶蘭の花は、デザインや絵ハガキ、人物画の背景などにも用いられる魅力的なモチーフです。
そこで今回は、贈答用胡蝶蘭を扱う私たち「アロンアロン」が、胡蝶蘭の描き方・絵に起こすことの楽しさについて解説。
基本的な描き方から、胡蝶蘭特有の連なるような花付きをバランス良く絵にするコツ、出来上がった作品の楽しみ方までご紹介していきます。
ぜひ最後まで目を通して、大切な胡蝶蘭をあなたの手で、素敵な作品にしてあげてください。
目次
どうすればいい?胡蝶蘭の描き方の基本
まずは、基本的な胡蝶蘭の描き方を3つのステップに分けて見ていきましょう。
STEP1:花の構造をしっかり観察する
一般的な花が、種子をつくる雌しべ・雄しべを花びらで包み隠すようなかたちをしているのに対して、ラン科の胡蝶蘭はちょっと変わったかたちをしていますよね。
どんなかたちをしているのかを理解しないと、その姿を描くことはできません。
まずは花のかたちや付き方、筋の入り方や色のムラ・濃淡に至るまで胡蝶蘭の花をじっくり観察し、その特徴やおおまかな構造を把握してください。
STEP2:一輪を鉛筆でデッサンしてみよう
花のかたちや構造がわかってきたら、実際に描いていきましょう。
ただ、いきなり一本の茎にたくさん付き連なった花を描くのは難しいので、向きや大きさの異なる花を一輪ずつ描く練習から始めてください。
正面、斜め、横向き…みずみずしいものから、ちょっとしおれかかっているものまで、同じ鉢の中でもさまざまな花が咲いているはずです。
鉢全体ではなく、ひとつひとつの花を別に描いていくことで、胡蝶蘭を描くことと向きによる見え方の違いに慣れていきましょう。
STEP3:見たまま、胡蝶蘭の花を連ねて描いてみよう
一輪ずつ胡蝶蘭の花を描くことに慣れたら、次は自分の目に見えるまま、写実的に胡蝶蘭と鉢植え全体を描く練習をしていきます。
最初は、花と花との距離感や遠近感、鉢との大きさのバランスに苦労するかもしれません。
何度も挑戦するうちに見た目に近い構図で描けるようになりますから、感覚がつかめるまで繰り返し描く練習をしましょう。
全体のバランス良く描けるようになってきたら、次は光による陰影をつけたり、花の色ムラを鉛筆の濃淡で表現して細かいところまで描き込んでいきます。
【たくさんの胡蝶蘭の花を、うまく連ねて描くには?】
鉢植えの胡蝶蘭を写実的に描く上で難しいのが、茎がしなるほどに連なった花どうしのバランスですよね。
ひとつの花から広げるように描いていくと、遠近感がおかしくなったり、大きく描きすぎてしまってキャンパス上のバランスがおかしくなることがあります。
胡蝶蘭をバランス良く描く方法としておすすめなのが、中心とする花をひとつ描いた後、他の花の位置にだいたいの「あたり」をつけること。
見本と同じくらいの距離感・バランスになるよう花を描く位置を決めておけば、連なる花どうしのバランスが崩れにくくなります。
色々なタッチで、胡蝶蘭を描いてみよう!
基本的な描き方がわかったら、色々な描き方で胡蝶蘭を作品にしていきましょう。
異なる画材で描いてみる!
前項までは鉛筆でデッサン描きする方法を紹介しましたが、筆やクレヨン、ボールペンやサインペンなど他の道具で胡蝶蘭を描けば、また赴きの違った作品になります。
色々な画材を試してみて、あなたの気に入るタッチを探してみてくださいね。
自由に色付けをしてみる!
モノクロだけでは、色とりどりでみずみずしい胡蝶蘭の魅力は半減してしまいます。
以下のような画材をひとつ、または複数組み合わせて胡蝶蘭の絵に色を付け、輝きや華やかさをプラスしてあげてください。
色付けにおすすめな画材の例
・水をはじき、柔らかく繊細な印象に仕上げてくれる色鉛筆・柔らかい印象ながらも発色がよく、細かいところも描きやすいパステル
・油絵具よりも使いやすく、質感や色を重ねやすい不透明水彩絵の具
・透明感や幻想的な雰囲気を描くのに適した、透明水彩絵の具
・乾くと水に溶けず、重ね塗りも可能なアクリル絵の具
上記のうち、色鉛筆や水彩絵の具ならスーパーや100円ショップでも手軽に購入できます。
まずは、これらの画材を組み合わせたて胡蝶蘭の絵に着色してみましょう。
自分の作風が見えてきて、もっと画材にこだわりたくなってきたら、少し扱いの難しい油絵具や日本画材の水干(すいひ)絵具、岩絵の具などを使うのもおすすめです。
【墨の濃淡で魅せる、水墨画も味わい深い】
水墨画は着色をせず、墨と水の量や筆のタッチによる違いのみで光の加減や透明感・遠近感を表現するアジア伝統の絵画です。
ペンや鉛筆、絵の具を使って描くよりも難しいですが、独特の味わいを引き出せる画法なので興味のある人はぜひ挑戦してみてくださいね。
日常を彩る!胡蝶蘭の絵の活用方法
出来上がった胡蝶蘭の絵は、絵画や絵ハガキとして楽しむことができます。
額縁に入れて家の中に飾れば、本物の胡蝶蘭が枯れてしまった後でも、作品として胡蝶蘭を楽しむことができますよね。
また、絵ハガキにすれば季節のご挨拶や贈り物として、あなたの描いた胡蝶蘭の絵を他の人に見てもらうこともできます。
せっかく丹精込めて作った作品ですから、うまく日常生活のなかに取り入れて、長く愛し楽しんでくださいね。
じっくり観察し、かたちをなぞり、色を付け描くことを通して、観賞するだけでは気づけなかった胡蝶蘭の魅力・美しさが見えてくることもあるでしょう。
胡蝶蘭を愛し、楽しむ方法のひとつとして、ぜひ描くことにもチャレンジしてみてくださいね。
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