胡蝶蘭は初盆のお供えにもふさわしい!失礼なく選び、贈るには?
カテゴリー:お供え、初盆、胡蝶蘭初盆とは、人が亡くなってから営まれる通夜・葬儀・初七日・四十九日の一連の儀式が終わった後、初めて催される大切な法要のこと。
仏教にのっとった死者の弔い方であり、2年目以降のお盆・年忌法要に比べて、大々的に催されることで知られています。
そんなちょっと特別な法要・初盆のお供え物としても、贈答用の胡蝶蘭は選ばれています。
今回は、贈答用胡蝶蘭の通販サイトを運営する私たち「アロンアロン」が、初盆のお供えにふさわしい胡蝶蘭の選び方・贈り方のマナーを解説。
初盆のお供え物に何を選ぶべきか悩んでいるなら、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
初盆のお供え物に、胡蝶蘭が適している理由
お祝いのイメージが強い胡蝶蘭ですが、通夜や葬儀、初盆を含めた法要で霊前・仏前に飾る供花としても選ばれています。
特に、初盆のお供え物として適している理由としては、以下3つが挙げられるでしょう。
《その1》代表的な白色が、初盆に適しているから
仏教では、亡くなってから日が浅い方に色付きの花を供えるのはご法度とされます。
一般的に、家族が亡くなってから1年間は喪中とされます。このため、故人が亡くなってから1年以内に行われる初盆はまだ喪中で、白い花を供えるべき期間となります。
胡蝶蘭の代表的な花の色は、光に当たると輝くようにも見えるきれいな白色です。
お供えの花は故人の無念をなぐさめ、遺族の悲しみを和らげ癒すためのもの。
白い胡蝶蘭色、そして見た目の美しさと華やかさは、お供えの花に適した要素なのです。
《その2》花持ちが良く、1か月近く咲き続けるから
胡蝶蘭は枯れにくく、少しの栄養と水だけで生きられる強い花です。出荷されてから最低でも2週間、長ければ1か月にわたり美しい花姿を楽しませてくれます。
これだけ花持ちが良ければ、初盆の法要当日はもちろん、親族や友人が集まるその前後の日程も仏前を彩ってくれるでしょう。
《その3》花粉や匂いが少なく、飾っておきやすい
胡蝶蘭の花粉は、花のうち葯帽(やくぼう)という器官に収納されています。
このため、服や肌が触れて花粉が付着したり、飛び散る心配がありません。
また匂いもほとんどないため、他のお供え物やお線香、仏前で食事をする場合の料理の香りも邪魔しないので、たくさんの人が集まる法要のお供え花に最適なのです。
【宗派によっては、胡蝶蘭のお供えがNGなことも稀にある】
仏教の宗派によっては、以下の理由から鉢植えの胡蝶蘭、花そのもののお供えができないこともあります。
・樒など別のものを供えるため、花を供える習慣や考え方がない
・土を不浄のものと捉えるため、鉢植えを供花として仏前に置くことはできない
上記のような考えの宗派の方へのお供えとして、胡蝶蘭を贈るのは不適切です。
こういった考え方の宗派は少ないですが、お供えとして花・鉢植えを受け付けない宗派もあるということは、頭に入れておきましょう。
初盆のお供え胡蝶蘭、失礼のない贈り方は?
ここからは、初盆のお供え用胡蝶蘭の適切な選び方、贈り方マナーを学んでいきましょう。
初盆に適した胡蝶蘭の選び方
先述した通り、初盆のお供え用胡蝶蘭は白色を選ぶのがベター。
花のタイプは鉢植えでも、切り花を使ったブーケやアレンジメントでも構いません。
基本的には、仏前に無理なく置いてもらえるサイズという条件さえ満たしていれば、あなたや故人・遺族の好みに合うものでOKです。
ただ、先述したように「花や鉢植えの胡蝶蘭をお供え物として認めないケース」もあります。
心配なら、贈り先の遺族や親族・地域の年長者にどんな胡蝶蘭を贈りたいのかを伝えたうえで、問題がないかを確認してくださいね。
かけるべき金額の目安
一般的な法要のお供え物にかけるべき予算は、3,000~10,000円と言われています。
初盆では、他の法要に比べて予算をかけて行うことが多いですから、10,000~15,000円を予算目安として考えれば良いでしょう。
相場に見合った価格で、かつ、贈り先で無理なく置けるサイズの胡蝶蘭を探してください。
【相手との関係性により、かけるべき予算は変わる】
生前とてもお世話になった方、仕事上のお付き合いがあった方へのお供え胡蝶蘭の場合には、かけるべき予算が変わってきます。
一般的には、初盆の予算目安は高くても30,000円程度とされますが、上司や同じような立場の会社・担当者に相談のうえ、かける金額を決めてくださいね。
ラッピングのマナー
鉢植え、ブーケ、アレンジメントいずれの胡蝶蘭をお供え用として贈る場合も、「お供え用」「お悔み用」のラッピングを添えて贈りましょう。
購入した花屋やネットショップに用途を伝えれば、薄いグリーンやブルー、白、紫色の用紙やリボンを用いて適切なラッピングを施してくれますよ。
立札・メッセージカードを添えて
会社として初盆用の胡蝶蘭の鉢植えを贈る場合には、上記画像のような立て札を添えて贈るのがマナーです。
中央上部の表書きを「御供」または「供」、下部には贈り主であるあなたの氏名・役職・所属会社名を記入してください。
お寺や法要会場などで大規模な初盆法要が行われる場合は、向かって右側に贈り先の社名や氏名を、左側に自身の氏名・役職・所属会社などを記入しましょう。
親しい方へは、メッセージカードでOK
親戚や親しい知人・友人の初盆へのお供えなら、かしこまった立て札は必要ありません。あなたの故人や遺族への想い、故人の冥福や遺族へのいたわりを込めたお悔みの言葉を添えて贈ると良いでしょう。
渡し方、贈るタイミングについて
ミニサイズ、ミディサイズの鉢植えやアレンジメントなど小ぶりなものは、初盆法要の当日に持参しましょう。
手で持ち運ぶのが困難な大きな鉢植えを贈りたいときは、初盆法要の数日前までに到着するよう、配送手配をしておきましょう。
このとき、あらかじめ贈り先の都合を聞いたうえで日時指定しておくと、受け取る側の負担が小さくなります。
仏教徒以外にも、お供え用胡蝶蘭は贈ってOK?
仏教以外に日本で信徒の多い神教、キリスト教カトリック、キリスト教プロテスタントのいずれにおいても、胡蝶蘭はお悔みの花としての条件を満たしています。
各宗教のお悔みに使われる花の特徴
・白、または黄色など薄い色の花であること・毒やトゲのない花であること
仏教・神教では菊などの和花が、キリスト教ではユリなどの洋花が好まれる傾向がありますが、どちらの葬儀でも胡蝶蘭が使われることはあります。
仏教の法要に当たる以下式典のお供えとして、胡蝶蘭を贈っても問題はないでしょう。
神教の法要に当たる行事 | 霊祭 |
キリスト教・カトリックの法要に当たる行事 | 追悼ミサ |
キリスト教・プロテスタントの法要に当たる行事 | 記念式 |
ただ、各家や宮司、神父、牧師の考え方によってはお供え花を受け付けていないこともあるので、事前に贈り先の意向を確認してくださいね。
いかがでしたか?
故人が亡くなられてから初めての盆法要となる初盆は仏教上、そして遺された家族の気持ちを整理するうえでも、重要な儀式です。
あなたからのお悔みの気持ちを添え、失礼のないようお供えの胡蝶蘭を贈ってくださいね。
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