これで失敗しない!プロが教える法要のお供えにふさわしい花5選
カテゴリー:お供え、法要、花故人をしのび遺族をいたわる法要において、花は定番のお供え物です。
でも、いざ法要のお供えとして花を贈ろうと思っても、選ぶべき花の種類や色・贈り方などのマナーがわからず、困る人も多いのではないでしょうか。
今回は、お祝いやお悔やみ花の通販サイトを営む私たち「アロンアロン」が、法要のお供え花にふさわしい花5選と、おさえておくべき選び方・贈り方のマナーをお教えします!
法要についての基本的な情報も解説していますので、最後まで確認して、失礼のない法要のお供え花選びに役立ててくださいね。
目次
お供え花を贈る前にチェック!法要の基礎知識
まずは、法要がどんなものなのか詳しく解説します。
法事・法要とは?違いはあるの?
「法事」と「法要」は、どちらも仏式において親戚・友人など故人に縁のあった人たちが集まり、故人の冥福を祈り、しのぶために行われる儀式のことです。
この2つは現代においてはほぼ同意義として使われている言葉ですが、厳密には以下のような違いがあると言われています。
法事 | 「故人をしのびお経をあげてもらう儀式」+「儀式後の会食」 |
法要 | 「故人をしのびお経をあげてもらう儀式」そのもの |
法要の種類と意味
ここからは、もう少し詳しく法要の意味や種類についてご説明していきます。
亡くなってから7日ごとに7回行われる裁判=法要
仏教では、故人の魂は亡くなった後、7日ごとに7回の裁きを受けると考えられています。この裁きの日にあわせて7日ごとに7回行われるのが、故人の罪が少しでも軽くなるように祈る「法要」なのです。
亡くなった日から49日目、7回目の裁きが終わると、故人は三途の川を渡って成仏します。
49日法要以降は、一定の年数ごとに一回忌から三十三回忌までの年忌法要を行うことで、故人はご先祖様になるとされます。
※ただし、宗派やお住いの地域の慣習、遺族の考え方によっても異なります。
以下に、初七日から三十三回忌までの法要の種類と数え方をまとめたので、参考にしてください。
《7日ごとの法要》
初七日(しょなのか)法要 | 亡くなった日から数えて(※)7日目に行う法要 |
二七日(ふたなのか)法要 | 亡くなった日から数えて14日目に行う法要 |
三七日(みなのか)法要 | 亡くなった日から数えて21日目に行う法要 |
四七日(よなのか)法要 | 亡くなった日から数えて28日目に行う法要 |
五七日(いつなのか)法要 | 亡くなった日から数えて35日目に行う法要 |
六七日(むつなのか)法要 | 亡くなった日から数えて42日目に行う法要 |
四十九日(しじゅうくにち)法要 | 亡くなった日から数えて49日目に行う法要。 この法要が終わると「忌明け(喪が明ける)」とされ、 七七日(なのなのか)、満中陰と呼ばれる場合もある |
《年忌法要》
一周忌 | 亡くなった日から満1年の日に行う法要 |
三回忌 | 亡くなった日から満2年の日に行う法要 |
七回忌 | 亡くなった日から満6年の日に行う法要 |
十三回忌 | 亡くなった日から満12年の日に行う法要 |
十七回忌 | 亡くなった日から満16年の日に行う法要 |
二十三回忌 | 亡くなった日から満22年の日に行う法要 |
二十七回忌 | 亡くなった日から満26年の日に行う法要 |
三十三回忌 | 亡くなった日から満32年の日に行う法要 |
最近では、距離や時間の関係上7日ごとの法要のために親戚縁者が集まることも難しいため、初七日は葬儀当日中に行い、その後は49日法要まで行うのが一般的です。
仏式以外の宗派に法要はあるの?
仏式以外の神道、キリスト教(カトリック・プロテスタント)の法要にあたる各種行事は、それぞれ以下の通りです。確認のうえ、詳しいマナーや内容は先方に問い合わせてくださいね。
神道 | 亡くなった日から10日ごとに行われる「霊祭」 |
カトリック | 亡くなった日から3日目、7日目、10日目などに行われる「追悼ミサ」 |
プロテスタント | 亡くなった日から1週間目、10日目、1か月目に行われる「記念会」 |
プロが厳選!法要のお供え花に選ぶべきお花5選
法要で仏前に花を贈ると、故人の供養になると同時に、遺族の悲しみを癒すこともできると言われています。
ここからは、法要のお供えとして贈るべき花の種類と、贈る前に知っておくべき、お供えにお花を贈るときの注意点をご紹介していきます。
法要のお供え花を贈るなら、知っておくべき3つの注意点
49日法要が終わるまでは、白を中心に薄い色を選んで!
忌明けとなる49日法要が終わるまでは、白い花をお供えすべきと考えられています。初七日や49日法要にお供えの花を贈る場合は、白をベースにした花を贈りましょう。
ただし、49日法要が終わった後は色付きの花を使っても良いとされますので、故人の好きだった色の花を加えるのがおすすめです。
花のスタイルは小さめのアレンジメントがベスト!
法要の花のスタイルは、花瓶に入れる手間がなくそのままお供えできるアレンジメントが最適です。なお、法要が自宅以外の会場で行われる場合は、法要後に持ち帰りやすいようサイズ選びには配慮してくださいね。
トゲのある花はNG!
バラなどのトゲのある花は、弔い事に使用するのはふさわしくないとされますので避けましょう。法要のお供えにおすすめの花5選
ここからはいよいよ、お祝いやお悔やみのお花を扱う私たち「アロンアロン」が厳選した、法要のお供えにおすすめの花5選をご紹介していきます!
菊
仏式のお悔やみごとには定番の花です。
忌明け前にも使える白や黄色を中心に、最近ではさまざまな色があり、和菊・洋菊など種類や大きさも豊富に揃っています。
胡蝶蘭
華やかな胡蝶蘭は、お祝いだけでなく法要などお悔やみのシーンでも贈られています。
お供えとして胡蝶蘭を贈る場合は、鉢植えではなく、切り花を使ったアレンジメントを選びましょう。
ユリ
もともとキリスト教のお供え花として使用されていたユリですが、最近では仏式のお供え花としてもよく使用されています。
カーネーション
幾重にも花弁が重なった華やかな見た目で、愛にまつわる花言葉のあるカーネーションも、愛する人をしのぶお供え花によく使われている洋花の1つです。
ラナンキュラス
バラのようにたくさんの花びらがあり、まるいシルエットがかわいらしい洋花です。
白や薄い黄色・グリーンのものがお供えのアレンジメントによく使用されます。
法要のお供えにおすすめ胡蝶蘭
法要のお供えには胡蝶蘭だけでなく、フラワーアレンジメントやフラワースタンドもお供えとして人気があります。
胡蝶蘭をお供えする場合どんな胡蝶蘭がいいのか、おすすめの胡蝶蘭を見ていきましょう。
胡蝶蘭ハイグレード3本立てホワイト
通常の胡蝶蘭よりも大きな花を咲かせる「大輪胡蝶蘭」の3本立てタイプです。
大きく存在感がありながら、落ち着いた印象を与える白の大輪胡蝶蘭、は法要のお供え物としてふさわしい胡蝶蘭といえます。
四十九日までは「白上がり」と呼ばれる白一色の花を供えるのがマナーとされるため、お供えに用いる胡蝶蘭も白の胡蝶蘭を選びましょう。
税込み価格で34,100円から購入できます。
化粧蘭3本立て
胡蝶蘭の花びらに、専用のパウダーで化粧を施した胡蝶蘭になります。
白の胡蝶蘭に好みの絵柄や文字を装飾した胡蝶蘭は花が長持ちする特徴と相性が良く、美しく化粧がされた花を長く楽しむことができるのです。
四十九日までは白のお花をお供えするのが一般的なマナーですが、四十九日以降は故人が好きだった色の花を供えてもよいため、故人が好きだった色で化粧した胡蝶蘭をお供えするのもよいでしょう。
税込み価格で46,200円から購入できます。
化粧蘭の絵柄や文字は無料サンプルの中からお選びください。
ミディ胡蝶蘭3本立て
通常サイズより小さいミディサイズの化粧蘭になります。
大きいサイズの胡蝶蘭が飾れない場合にはミディ胡蝶蘭がふさわしい場合もあるため、前もってどれぐらいのサイズの胡蝶蘭が飾れるのかを確認しましょう。
ミディサイズの胡蝶蘭であっても、化粧蘭であれば小さいながらも存在感を感じられるお供えに仕上がります。
税込み価格24,200円から購入可能です。
化粧蘭の絵柄や文字は無料サンプルの中からお選びください。
解説!法要向け、お供え花のマナー
せっかく法要のお供えとして花を贈るなら、失礼なく贈りたいですよね。
最後に、法要にお供えのお花を用意するなら最低限知っておくべき基本的なマナー「手配方法」「相場」「タイミング」「メッセージ」の4つの項目ごとに解説します。
最後までしっかり読んで、マナーを理解してくださいね。
法要向けお供え花の手配方法
自分で花屋や通販サイトを利用して手配します。
時間がない場合は、サンプルを見ながら入れたい花の指定ができるネット通販が便利です。
法要向けお供え花の相場目安
法要のお供え物の予算相場である、3,000~5,000円程度を目安に考えましょう。
ただし、上記はあくまで目安ですので、設置や持ち帰りがしやすいサイズにするなど、遺族への配慮を優先して予算を決定してくださいね。
法要向けお供え花を届けるタイミング
法要に出席する場合は、当日に持参してお悔やみの言葉とともに手渡しします。
法要に出席せずお花だけを贈る場合は、法要当日に会場に到着するよう、前もって注文と配送の手配をしておきましょう。
法要別お供え花に添えるのし紙のマナー
水引の種類と表書き
水引は、一度結んだらほどけないという意味を表す「結び切り」を使用します。「二度と同じことが起こらないように」という思いが込められており、法事だけでなく結婚式やお見舞いでも使用します。
法事では白黒の水引が使用され、結婚式やお見舞いでは紅白の水引が使用されるのが一般的です。
水引の使用は宗派や地域のしきたりなどで異なるため、心配なら詳しい方か葬儀の会社に確認しましょう。
故人は亡くなってから四十九日を迎えるまで旅をして仏になる、といわれています。
宗派や地域によって異なりますが、四十九日前は水切りは白黒で結びきり、表書は「御霊前」、四十九日後は水切りは白黒で結び切り、表書きは「御仏前」と書きましょう。
お盆は、四十九日後と同じようにするところが多いようです。
外のしと内のし
のし紙のかけ方には「内のし」と「外のし」があります。包装紙の内側に巻くものを「内のし」、外側に巻くのを「外のし」といい、法事に参加して直接ご遺族にお渡しする場合、外のしにするのが一般的です。
法事当日はお供え物が仏前にお供えされるため、誰からのお供え物なのかご遺族が把握・管理しやすいように、名前を記載するのがマナーです。
やむを得ず参加ができず郵送する場合は、内のしにすることで、配達中に掛け紙が破損したり汚れたりする可能性を減らせます。
のしの掛け方が合っているのか心配なら、葬儀会社に確認しましょう。
のしの名前の書き方
のし紙の下部の中央に名前をフルネームで記載します。連名で贈る場合、年齢や立場が上の方が1番右側に来るように書くのが一般的なマナーです。
連名は通常3名までですが、4名以上にする場合は有志一同や社員一同のようにまとめましょう。
肩書きや社名を使用するのであれば、中央に書いたフルネームの右上に小さく社名と肩書きを書きます。
夫婦の場合、夫のフルネームを書き、左側に妻の名前だけを書きましょう。
どちらもフルネームで記載をすると誤解を招くことがあるために、注意をしましょう。
のし紙に名前を書くときは、「涙で文字が薄くなってしまった」ということを意味する薄墨で名前を記載します。
法事は薄墨、結婚式は濃墨を使用するため、薄墨と濃墨両方セットになっている筆ペンを用意しておくと便利です。
法要向けお供え花に添えるべきメッセージ
通常法要のお供え花に立て札は必要ありませんが、ひと言お悔やみメッセージを添えておくと気持ちがより伝わり、喜ばれます。
以下に法要のお供え花に沿えるメッセージ例文を2つご紹介しますので、参考にしてくださいね。
○回忌の法要にあたり、お花をお送りいたします。
故人の在りし日のお姿をしのび、心よりご冥福をお祈り申し上げます。
心より故人のお悔やみを申し上げます。お花をお送りしますのでお供えください。
どうかご無理なさらないよう、お体ご自愛ください。
いかがでしたか?
この記事を参考に法要のお供えにふさわしい花を選び、故人をしのぶ想いと遺族への思いやりが伝わるお供え花を贈ってくださいね。
葬儀式・法事のお供えには白い胡蝶蘭を
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