お彼岸の供花にも使える!胡蝶蘭を通した先祖供養の気持ちの伝え方
カテゴリー:お供え、お彼岸、供花、胡蝶蘭胡蝶蘭はお祝いだけでなく、お通夜やお葬式などのお悔み・仏事への贈り物、お供え物としても利用されています。
今回は、贈答用胡蝶蘭の通販サイトを手掛ける私たち「アロンアロン」が、お彼岸のお供え物としての胡蝶蘭を解説。
胡蝶蘭をお彼岸のお供え物にすることの是非から、お彼岸の供花にふさわしい胡蝶蘭の選び方、贈り方のマナーまでわかりやすく紹介していきます。
最後まで目を通して、次のお彼岸のためのお供え物選びに役立ててくださいね。
目次
お彼岸の意味は?胡蝶蘭はお供えに向いている?
お彼岸は、仏教の考え方に基づいて先祖を供養し、自然や動植物へ敬意を払うべきとされている期間のことです。
【お彼岸の意味】
仏教では私たちが生きているこの世を「此岸(しがん)」、死者が住まうあの世を「彼岸」と呼んで区別しています。
お彼岸は、仏教において最も此岸と彼岸の距離が近くなると考えられている時期。
このため、墓や仏壇を清めお供え物をすることで彼岸の先祖に感謝や尊敬、慈しみの心を伝えるのに適しているとされます。
いわばお彼岸は、お盆や法事などと同じ仏事。
具体的には毎年3月の春分の日、そして9月の秋分の日とそれぞれ前後2日間ずつ、春と秋で計6日間をお彼岸と呼びます。
お彼岸の期間(2020年の場合)
3月の「春彼岸」 | ・春分の日である3月20日が「中日」 ・その前日の19日が「彼岸の入り」 ・その翌日の21日が「彼岸の明け」 |
9月の「秋彼岸」 | ・秋分の日である9月22日が「中日」 ・その前日の21日が「彼岸の入り」 ・その翌日の23日が「彼岸の明け」 |
胡蝶蘭がお彼岸の贈り物に適している3つの理由
仏事であるお彼岸の贈り物、仏前・墓前へのお供え物として胡蝶蘭が適している理由としては、以下3つが挙げられるでしょう。
・淡い色のものが多く、仏前や墓前に供えるのに適しているから
・花持ちが良く、切り花でも彼岸の入りから明けまでの3日間咲き続けるから
・花粉や匂いが少なく、来訪者の服を汚したり食事の邪魔をするリスクが低いから
お彼岸に贈るなら、どんな胡蝶蘭がふさわしい?
ここからは、お彼岸のお供え物に適した胡蝶蘭の選び方について学んでいきましょう。
色は白、または故人が好んだ色を選ぼう
仏教に限らず、お悔みのシーンでは白色の花が多用されます。
お彼岸用の胡蝶蘭を選ぶときも、色選びで迷ったら白色を選ぶのが無難でしょう。
なお、ご供養する故人や先祖の好きだった色がわかるなら、その色の胡蝶蘭を選んでもOKです。
【慶事イメージのある紅白だけは避けて!】
胡蝶蘭のなかには花びらが白色、中央のリップと呼ばれる部分が赤色で、俗に「赤リップ」と呼ばれる品種もあります。
お彼岸は仏事のひとつ、いわばお悔みごとに該当しますので、お祝いをイメージさせる紅白色の赤リップ胡蝶蘭だけは避けましょう。
花のタイプは、贈り先に合わせて決めよう
贈答用胡蝶蘭には、ブーケやアレンジメントなどの切り花タイプと、鉢植えごと贈るタイプの2種類があります。
お彼岸のお供えとして胡蝶蘭を送るときは、以下にまとめたそれぞれのメリット・デメリットを参考に、贈り先の事情に合ったタイプのものを手配しましょう。
切り花タイプの胡蝶蘭の場合
《メリット》・1本単位から贈ることができて、設置に場所をとらない
・花の管理は水替えだけ、枯れたときも花を捨てるだけで良く、処分が簡単
・毎日水を替えていれば、2~3週間はきれいな状態で楽しめる
《デメリット》
・ブーケを設置するには、花瓶を用意してもらう必要がある
・鉢植えタイプに比べると、花を楽しめる期間が短い
・色、花の大きさ、品種の選択肢が鉢植えに比べ少なくなる
贈り先のスペース状況がわからない、豪華さよりも利便性・合理性を重視する人へお彼岸の胡蝶蘭を送るなら、切り花タイプが良いかもしれませんね。
鉢植えタイプの胡蝶蘭の場合
《メリット》・大きく高さもあるので、存在感があって見栄えが良い
・きちんと水やりをして管理すれば、2~3か月は花を楽しめる
・切り花に比べると、選択できる色や種類が多い
《デメリット》
・設置に、およそ幅60㎝×高さ100㎝くらいのスペースが必要
・大きくかさばるので、処分するときは解体をする必要が出てくる
・贈り先のスペース状況によっては、困らせてしまう可能性がある
多くの人が集まるお彼岸は仏前を華やかにしたい、お花を育てるのが好きで鉢植えの世話が苦にならないという人には、鉢植えの胡蝶蘭が喜ばれるでしょう。
【鉢植えにもいろいろなサイズがある!】
同じ胡蝶蘭の鉢植えでも、その大きさは胡蝶蘭の品種によって異なります。
一般的に贈答品として用いられる「大輪」以外にも、中輪やミディサイズ、ミニサイズ胡蝶蘭もありますので、お彼岸用胡蝶蘭の選択肢に加えてくださいね。
失礼なく、お彼岸に胡蝶蘭を贈るためのマナー
ここからは失礼なく、胡蝶蘭を通してご先祖を供養する気持ちを伝えるためのマナーを予算、ラッピング、立て札、届けるタイミングの項目に分けて解説していきます。
予算は5,000円前後が相場
お彼岸用のお供え物にかけるべき予算は、5,000円前後が目安と言われています。
贈り先との関係によっても変わってきますが、胡蝶蘭を購入して贈るなら5,000~15,000円を予算目安と考えれば良いでしょう。
ラッピングは「仏事用」に控えめな色で
先述したようにお彼岸は仏事であり、お彼岸用胡蝶蘭は先祖への供花です。
このため通夜やお葬式、お盆などの法事と同じく、お悔みのシーンにふさわしい控えめな色合いのラッピングを施す必要があります。
お店の人とも相談し、白や薄い紫、グリーン、ブルーのリボンや包装紙を使ったラッピングをしてもらってくださいね。
立札、またはメッセージカードを添えて
お彼岸用の胡蝶蘭に立て札、またはメッセージカードを添えて贈る時は、以下内容を参考に手配しましょう。
お彼岸用胡蝶蘭の立て札の書き方 | ・札の上部に書く表書きは「御供」 ・贈り先の宛名ではなく、「贈り主の氏名」を表書きの下に書く ・お祝いではないので、文字はすべて黒色でOK |
お彼岸用胡蝶蘭のメッセージカードの書き方 | ・一言、故人や先祖への供養の気持ちを書く
例) 「心ばかりの胡蝶蘭をお送りいたします。ご仏前にお供えいただければ幸いと存じます」 「遠方からではございますが、故人の面影をしのび、合掌させていただきます」 など |
法事、または彼岸の入りまでに届くよう手配を
法事に参加する予定があり、小さなブーケやアレンジメントを贈るなら当日に持参しても構いませんが、大きな鉢植えの設置には時間が必要です。
お彼岸用の胡蝶蘭は、受け取った相手が落ち着いて設置作業できるよう、彼岸の入りまたは予定している法事の前日までの日付指定で配送手配しておきましょう。
【鉢植え胡蝶蘭の購入・配送には、ネット通販が便利!】
大きく持ち運びが難しい鉢植えの胡蝶蘭は、新鮮な胡蝶蘭を農場から贈り先へ直送してくれるネット通販で購入するのがおすすめです。
忙しくて花屋に行く時間がとれなくても、24時間いつでも購入・配送手配可能!
用途に合わせた立て札やラッピング、配送日時の指定に応じてくれるサイトもあるので、条件に合うところを探してみましょう。
いかがでしたか?
お彼岸に贈るべきお供え物、供花選びに悩んでいるなら、贈り先や故人の好みに合わせた胡蝶蘭を贈ってお悔みの気持ちを伝えてくださいね。
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